MIM VOICEサポート終了。関係者の方々お疲れ様でした&ありがとうございました。
すごい楽しい発表会でした!

 諸々の理由によりホーンアレンジの譜面を書くことになったので、なんなら譜面(楽譜)作成ソフトでも使ってみようかと思ったのが2週間前。それがはまりの第一歩。

いろいろ試してみたので、感想を残しておこうかと。悪戦苦闘の日々。
手で書いたほうが早い!て方は手書きをお勧めします。


1. やりたいこと
ホーンアレンジなんで、単音か和音を五線譜に書いていきたい。
それぞれのパートごとに書ける、和音で表記する、どちらもできればなおよし。
MIDIインターフェイスなんか使用しないで、クリックのみで譜面作成できればOK。ドラムパートはいらない。
もちろん見やすくて(これ重要)、フリーソフトならなおよし!
印刷後で手書きで修正はできるだけ少なく。

と思ってたんですが、使ってみると以外にかゆいところに手が届かないソフト多いんだな。


2. 試してみよう

2-1. 大御所
譜面作成ソフトといえばもちろん最初に思いつくのは"Finale "。知り合いの奥さんもFinaleで譜面書きの仕事こなしてましたよ。調べると講座まであるみたい。なんでもできるイメージ。
 
でも高い!\63000は出せないのです。
 
hevoのやまけんから2001ならあげるよといわれたんですが、Vistaで使用できるか超不安なのでパス。あとから調べるとバージョン間で結構読める読めないがあるみたい。あ、でもアップグレードしない限り関係ないのか。
本日twitterでWindows7で動作することをやまけんさんつぶやいておりました。


2-2. 掘り出し物? "Score Magagine "
ぐぐってひっかかたのでとりあえずDL。2週間無料です。
Score Magazine(\1050)とScore Magazine Pro(\4200)の2バージョンがあります。
Pro版の特徴はこちら

これ、すごく使いやすいです。いやはやびっくり!
・1段に入れる小節の数も簡単に指定できる。
・音符、休符の種類を簡単に切り替えられるショートカット。
・移調もOK。

これでよくね?と思ったんですが、なんと。
・アーティキュレーションが入れられない。onz ←久しぶりにこれ打った!
・音符と音符の間隔が決められない。
(16系の曲で2拍休符、16分音符・休符の羅列だと表記が重なっちゃう、2拍休符態度でかすぎ!)
・[A]とかの譜面記号を入れられない。

その他FAQ をご覧あれ。ピアノ譜書きたい方はできないのでやめておいてください。


2-3. DTMソフト
hevoのギター、梅虎氏よりSinger Song Writer 7.0を入手。
やっぱDTM(デスクトップミュージック)ソフトだよね!ということで使ってみた。

結果、無理ぽ。2時間で断念。
・スコアが表示される段が少なく流れを考えながら譜面かいていけない。
・重い。落ちる。音符パレットが細かく再描画されてる?
・プレビューの16分音符が重なってみにくい。

ボーカルの方とかは自動で伴奏つけてくれるんでいいかもしれない。
あとはMIDIインターフェイスなんかでリアルタイム入力できる人はより使いやすいかと。
着メロとかつくれるのもいいですね。
だが、当初の目的とはかけ離れてる。


2-4. 入門といえばこれか
結局、ここになるか。"Finale notepad "をインストール。いつの間にかDL\1050になってる。前はフリーソフトだったのになぁ。
実は以前フリーだったころインストールしたことがあるのだが、なんか断念した覚えがある。
何でだったか忘れちまったよと思ってたら、

・1段の小節数が固定!!!

通常の曲って4小節単位とか多いですよね。一段の小節数が4ならまだ許せたけど、3小節なんです。
見やすい譜面を書くには致命的。てゆうか意地悪にしか思えない・・・ 
上位のPrint MusicやFinaleにアップグレードしなさいよ、みたいな。
操作もわかりやすいし、移調もできる。他にも普通の譜面書きには十分な機能。
それだけに返す返すも残念です。

こちら仕様比較表 。ソフトをインストールするときは必ず何ができるか、できないか確かめてからのほうがよろしいと思います。


2-5. ここに帰ってきた
Finale notepadが残念な結果になったのだが、せっかく\1050出したんだからもととりたい。(セコイ)
しょうがない、この際お金出すよってことで"PrintMusic 2010 "購入。
実はPrint Music2000は使ったことがある。インストールしてたPCぶっ飛んじゃったんでその後使ってなかったのだけれど。

使い勝手はnotepadと同等、フォントも気にいったのがあるし、譜面記号、アーティキュレーション、小節の段組、インデントなど当初の目的には十分です。
テキストもいろいろ書き込める。notepadで作成したファイルも読めるし。
2000の時は入り組んだフレーズなんかは印刷時にずれるとかあったんだけど、それも解決してる。
あとレイヤー表示最高!バリトンの動きと上物の和音なんかが一小節に表現できる。
パートわけすると譜面の枚数多くなるんですよね。

十分なのですが、いろいろ見てると欲が出てくるもので、
・フォールなどの記号はデフォであってもいい、またコピーできるとうれしい
曲線を自分で作らなきゃいけない、和音につける場合、1個作ってコピーできると楽。
・音符パレットのショートカットがわかりにくい
これはScore Magagineが秀逸すぎたから。ショートカットで和音を作れる機能はすごいよ。
使い慣れるしかないですね。
・notepadからのアップグレード特別価格\8000!(DL版)
お、ナイス!と思ったのだが、新規で買っても\8000(2010年3月22日まで)じゃん!!

てことで当分PrintMusicとお付き合いすることにしましたよ。もととるぞー(セコイ)


他にも譜面作成ソフトはあると思いますが、今回はここまで。参考になるかどうか?
大事だなーと思う機能としては、
・画面の見易さ
・音符・休符入力のしやすさ
・16分音符など入り組んだ音符の表示、印刷がしっかりできること
・1段の小節の数が自由に決められること
・譜面記号の入力(【Intro】、【A】など、アーティキュレーション、小節の2重線など、テキストも含むか)
ですかね。


このソフトでこれできるじゃん!なにいってんだ!ということもあるかもしれませんが、コメントあれば訂正しますんで、ひとつ穏便に・・・


ということでMIM Voiceの譜面はこれらのソフトで作りました。
他のバンドのやつも作んなきゃな。

最後に。譜面作成と演奏能力は別物なんだな。