11月3日~6日までパシフィコ横浜で開催されました"楽器フェア "にいってきました。
今回初めて行ってみたのですが、かなり面白かったです!
楽器をやられてる方なら非常に楽しめること請け合いです。

Twitterなどでレポくれというお話が多かったので、ブログにまとめてみました。
結構写真も取ったので、管楽器とその他に分けてご紹介してみます。
回った順ではありませんので、行かれた方は違和感あるかも。


<1.到着>

パシフィコ到着後、チケット購入。当日1000円、前売り800円でした。
5日(土)の13:00ごろ到着しましたが、そんなに混雑ではありません。
使っていたのはC,Dホール。

会場に入るといきなり、YOSHIKI使用と同モデルのクリスタルピアノ。
みなさんこちらでパチリ。
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<2.国内管楽器メーカー>
Cホールの半分ぐらいが管楽器のメイン。(つまり全体の1/4ぐらいでしょうか)

まずはトヤマ楽器さんです。プリマ・ヤナギサワ代理店ですね。
ヤナギサワのイメージはシルバーソニックなんですが、最近の流行はブラック、レッドなどのラッカー品か。
それにしても高いモデルの彫刻は美しい。ネックまできちんと彫刻されています。
ソプラノを試奏している学生さん(?)が上から下まできちんと音を出していました。
んー。マウスピース持ってくるべきだったよ。
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こちら、ヤマハブース。ヤマハはピアノから管楽器、その他と最大級のブースコマ数。
CustomZが見たくて寄りましたが、見るだけ。試奏の際はマウスピースをご用意ください、とのこと。
まあ、なくても吹かしてもらえたんでしょうが。
女性の方がソプラノ試奏してましたが、これまたいい音でした。
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こちらの手前が、ノンラッカー品アルト。50万弱なり。石森とかでも宣伝されてますね。
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<3..ちと脱線>
 と、ヤマハのブースの後ろに電子ドラム&パーカッションたたき放題コーナーがありました。
子供が楽しそうにバキバキとドラムをたたいてます。
写真をパチリと撮ったら近づいてきたのは、musica de Hevoの新ドラマー。その名もキックちゃん。
"絶対気づいてたでしょ!!"と、怒られましたが、写真撮った時点ではぜんぜん気づいてないだよ。

キックを探せ。
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これだ。1,2,3!
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ヤマハのDTMコーナーパフォーマーなわけですが、どうみても子守。
というか、どっちが子供かわからないw
(失礼しました、キックちゃん)


<4.台湾勢>
 えー、気をとりなおして。
こちら、台湾メーカー、代理店の写真。
Sahduooははじめて聞くメーカーですね。
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こちらはJupiter、IO。代理店はグローバル。金管や周辺器具などもおいてありました。
チューバ試奏陣、食いついてる!
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Cadesonはでてないみたい。Jupiterをはじめとする台湾系のメーカーは躍進のイメージがあります。
Cadesonもそうなのですが、キーの貝が通常の白じゃなくてハデハデなのが気になる。
ここでもピンクシルバー、ブラックなどのラッカーものが並んでました。
サテンも最近よくある表面処理ですね。

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グローバルさんではでかいフルートを吹かせてもらえました。
コントラバスフルート。ていうか吹かせてもらったはいいが、音が出ない。
おねえさんに"もっとやさしく"とささやかれ赤面。音はでましたがそそくさと退散w

<5.その他>
 こちらはGottsu。マウスピースのリフェイスなどやられているようです。
見るだけなら無料とのこと。しかも会場でOK!
送ってくれてもいいよとのことです。一度お願いしてみたい。
料金は\8000ぐらいから。
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Xaphoon(ザフーン)ポケットSAX。C管。値段は\15000(税抜き)。
その後行った会場内のOUTLETで\8800でしたがw
吹いてる外人のおっちゃんがうまくてびっくりします。ベンドダウン、アップ思いのままです。
後でパンフを見返してみると、このおっちゃん、作者のBrian Wittman氏だったかも。

歌口はテナーのリードがついています。ずいぶんリードセッティングが開いていたので変えると、
"No,No. これは1mm程度開けてください"とのこと。
そのぐらい開けないと音が出ないんですね。子供が手荒に扱ったときに壊れないように配慮しているとも。
試奏で音は出ましたが、左手小指の使い方がわからなくてうまく吹けませんでした。
通常2オクターブでるとのこと。ちょっと欲しかった。
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B.AIRのストラップ。BIRD STRAP。首が絞まらないようになっているのと、オーダーで自由に色が選べるところが特徴です。
あと、ストラップの上げ下げがユニーク。
でもちょっと定価が高いかな。(\9200、\11000)
最近、ストラップの金具が削れてやばそうなので、次回候補に入れたいストラップです。
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こちらは竹繊維が入ったプラスチックリード、FORESTONE。
ブースの女性スタッフが優しくて、気軽に試奏させていただいたんですが、かなり芯の強い音がしました。
Fusion、Rockなどのサウンドに合うかも。
購入しようとしたら、店舗で買ってね、とのこと。
代理店はハセカン、サウンド風雅、セントラル楽器、山野楽器 たまプラーザ店。
一枚\2700なり。
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<6.OUTLET即売会>
 さて、会場左手前のOUTLET。実はここが一番面白かったかも。
とりあえずJupiterのアルト、なんと定価\115000のところ、即売価格\50000!
最後の一本だそうです。テナーは\110000ぐらいだったかな。3日目で完売か。
買えないけど。
隣にはJupiterポケットTp。なんと\25000!
hevo@kami hevo@kami
 

OUTLETには、リードも投売りしてました。なんと一箱\500!?
3日目だからかバンドレンなどの売れ筋は番手が絞られてまして、アルトは4番しかなかった。
いつもはWoodStoneのリードを使用しているのですが、いろいろ試してみようかと、glotin(テナー 3番)を購入。
\500なら試す価値ありかと。


<7.これが見たかった!>

最後になりますが、最大の発見はこれ!!
 以前から気になっていた、"プラスチック"のSAXです。
代理店はイシバシ楽器。
  hevo@kami

手前がA1S(\39800)。素材はポリカーボネイト。奥側がA1(\34800)。素材はポリカ+ABS。
タンポがシリコーンゴムでできています。通常のSAXですと、キーの下にタンポがついていますが、このSAXはキー自体がゴムなんですね。
とりあえず試奏させていただきました。

スゲー!!!!!!

まず軽い!3Kgもないですね。持ち運びにはありがたすぎる軽さ!
マウスピースはヤマハでしたが鳴る鳴る!ちゃんとフラジオもでます。
この値段でこのクオリティは買いです!

A1Sは明るめの音色。A1は少しダークな感じがしました。ちょっと慣れないと高音出しにくいかな。
お店のお兄さんも同意。

つくりとしてはG#キーが少し奥側にあります。右手で持ったときに管が太めなので右手の開きが大きくなっています。左手サイドキーも少しおおきめか。(比較対象はSelmer SeriesⅡ)

あまりに感動した勢いでA1予約しようとしたらいっぱいで、次のロットは来年1月以降とのこと。
なにやらタイでの生産らしく、洪水の影響で次回入荷が遅れてるとのことでした。
現在、アルトしかないようですが、お客さんの人気がすごくて、やれテナーだせとか、ゴムを7色にしろとかw ご要望を受けているそうです。

正直、初めての方にはお勧めしないかなと。通常の管を鳴らせるようになってからでも遅くはないかと思います。(えらそーですみません。)
2本目のアルト、あるいは飛び道具としては最高かも!

イシバシ楽器渋谷WEST店にて予約受付中だそうです。いってみようか!


<8.総括>

Selmerの代理店である野中貿易さんやCadesonは出ていなかったので、ちょっと残念。
このフェアは2年に一回らしいのですが、次回来るときはぜひマウスピースを持ってくるべきだと感じました。
片っ端から試奏して見たい感じがします。買える買えないは別として。
SAX中心に見ていましたが、楽器の種類もあるし、備品関係も面白いし、OUTLETで即売も楽しいです。
同じ楽器の人とくるとこれまた音を客観的に聴けて楽しいでしょうね。


えーと、次のエントリでは管楽器以外のレポします。

会場でお会いしたフミヘンさん登場予定。どうするどうなる楽器フェア!